火災保険契約を結ぶ場合

火災保険契約をするにあたり、保険会社はまず「物件確認」をします。
物件によっては、火災保険に加入できない場合があります。

次に、保険者が必要な火災保険内容を選択します。
地震・台風・水害などの特約補償が必要なのかも、考えてください。

そして、保険会社が火災保険料見積もりをします。
保険金額と保険期間が算出されます。

保険者と保険会社の相互が、火災保険内容を確認・了承した後、契約を結ぶことになります。

火災保険は1物件につき1契約だけでなく、複数の火災保険商品に加入することができます。

補償される保険金は、建物の時価以上は支払ってもらえません。
時価金額以上の保険契約は無駄ですので、よく計算して加入してください。

●火災保険契約の際の注意点
火災保険を契約する際は、保険の目的(対象物)と保険の目的の「単位」に注意して加入しましょう。

【建物】と【家財】は別々の扱いとなっています。
火災保険の基本契約は【建物】です。
ベースとなる基本契約は【建物】が対象ですので、【家財】も補償の対象としたい場合は、【家財】についても申し込む必要があります。

加入する火災保険に、きちんと【建物】と【家財】が対象となっているか、確認してください。

火災保険に【家財】を対象とすることは見落としがちですが、近年は高価なパソコンやテレビなど家電製品が普及していることもあり、家財を補償してもらうかどうかは、重要ポイントとなります。

【家財】を火災保険対象にした場合は、宝石・貴金属・美術品等で、1個もしくは1組の価額が30万円以下のものは明記しなくても保険目的に含まれます。

しかし、30万円を超える宝石・貴金属・美術品等は、保険証券に明記されていない限り火災保険の目的とはなりません。

実際に契約する場合は、30万円を超えるものについて明記しておく必要がありますので、面倒がらずにしっかりと記載しておいてください。

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