損害保険とは

損害保険は、偶発的な事故によって生じた損害を補償する保険です。
損害を補償することで、経済的に事故前と同じ状態に戻すことを目的としているのが損害保険です。

生命保険は一定額の保険金が支払われますが、損害保険は損害額に応じた金額が支払われるため、保険金の額がその都度変更します。

損害保険では、事故が起こったとしても、損害が生じなければ保険金が支払われることはありません。

また、保険事故の発生によって保険契約者が利益を得ることがないように、損害をこうむった金額以上の保険金か支払われることもありません。

損害保険では、保険の悪用防止のため、保険事故によって保険契約者が利益を得ることを禁止しているのです。

そのため、損害保険には利得禁止のため「被保険利益」「保険価額」「超過保険」「重複保険」「保険代位」といわれる生命保険にはない特徴があります。

損害保険の種類として、商法は「火災保険」「運送保険」「海上保険」を定めています。

実際には数多くの損害保険商品が発売されています。
主な損害保険商品は以下の通りです。

【損害保険の種類】
●火災保険
建物や家財に生じた損害を補う保険(住宅総合保険、団地保険、地震保険など)

●自動車保険
交通事故など自動車に関する補償をおこなう保険(自賠責保険、ドライバー保険など)

●傷害保険
日常生活や旅行中にケガをしたときの補償をおこなう保険(旅行傷害保険、自転車総合保険など)

●賠償責任保険
損害賠償責任を負った場合などに、保険会社が被害者に保険金を支払ってくれる保険(ゴルファー保険など)

●費用保険
入院や介護などにかかった費用を補償する保険(介護費用保険など)

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