変額保険とは
変額保険とは、集められた保険料を保険会社が株式投資などで積極的に運用し、株価の変動や投資による成果によって、保険金額が変動するという保険です。
※死亡保険金については、加入時に契約した一定の金額が支払われます。
変額保険には有期型と終身型があり、保障期間が異なります。
●有期型
一定期間で満期となります。
死亡時には運用成果にかかわらず、死亡保険金が保証されます。
満期時の満期保険金、途中で保険を解約した場合の解約返戻金には保証がなく、運用実績が良ければ支払った保険料合計よりも増額されますが、実績が悪い場合は減額されることになります。
●終身型
一生涯死亡保障が継続します。
死亡時点の運用実績が良ければ、死亡保険金が増額されます。運用成果が悪くても、契約時の死亡保険金は保証されます。
途中で保険を解約した場合の解約返戻金には保証がなく、運用実績が良ければ支払った保険料合計よりも増額されますが、実績が悪い場合は減額されることになります。
定額保険の場合、保険料の運用先については契約者が自分自身で選択することはできません。
しかし、変額保険の場合は保険料の運用先について契約者が、株式中心、債券中心、国内中心、海外中心などいろいろ運用先を選べるようになっています。
したがって変額保険は、死亡保障と投資信託機能を兼ね備えた、金融商品としての性格が強い保険といえます。
変額保険は、契約者がリスクを負担するというハイリスク・ハイリターンな保険であるため、保険会社が変額保険を契約する際には、契約者にきっちりと契約内容を説明するという義務が課せられています。