個人年金保険とは

個人年金保険とは、社会保障制度にある公的年金保障では、不足しがちな老後の資金を補うための保険です。

個人年金は、企業年金と同じく私的年金制度の一種です。

保険会社は、保険契約者が支払っている保険料を、年金用の資金として積み立ててゆき、契約時に定めた年齢まで生存していた場合、それから1年ごとに年金のように支払われていきます。

もし、保険料払込期間中に契約者が死亡すると、死亡給付金が支払われます。
死亡給付金は、それまでに払い込んだ保険料程度の金額しか、受け取ることができません。

個人年金保険に加入する目的としては、公的年金の補充、および、公的年金が給付されるまでの間のつなぎの資金として利用する、などが挙げられます。

個人年金保険の種類は以下のようなものがありますが、それぞれ受取方法が違っています。

●終身年金
終身年金とは、払込期間後、生存している間は必ず給付される年金のことです。
年金受取人が生存していることが給付条件で、死亡すると支給はなくなります。

●有期年金
有期年金とは、払込期間後、一定期間のみ給付される年金のことです。

一定期間が満了すると、給付はなくなります。
また、給付期間内に死亡すると、その時点で年金の支払いもなくなります。

年金受取人が生存していることが、給付条件となっています。

●確定年金
確定年金とは、契約期間内であれば年金受取人が生存していても生存していなくても、年金が支給されます。

確定年金の場合、一定の契約期間が終わり満期になると、年金の給付も終わることになります。

確定年金は、終身年金や有期年金と組み合わせることによって、一定の保証期間を設定すれば、その期間中は生死にかかわらず年金が給付されるという契約も可能です。

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