保険契約の変更・転換について
生命保険では、保険契約の「変更」および「転換」ができます。
生命保険は契約期間が長期にわたるため、途中で生活環境が変化する可能性があります。
保障内容を変更したいという契約者の希望をかなえるため、生命保険では保障内容を変更したり、別の保険商品に転換することができるようになっています。
【変更とは】
生命保険において、保険契約の変更とは「保険商品は同じ」で、保険金の金額や保険料の金額、あるいは保険期間などの契約内容を変更することです。
●保障を増やす場合
中途増額、中途付加という方法があります。
いづれも保険料の負担が多くなります。
中途増額とは・・・保険金の金額を増額すること
中途付加とは・・・医療保障などを付加し、保障の内容を充実させること
●保障を減らす場合
払済保険、延長保険という方法があります。
その後の保険料の負担はありませんが、その分保険金が減少したり、保険期間が短くなったりします。
契約している保険を解約するような形をとり、その解約返戻金を残りの保険料とします。
さらに、特約が受けられなくなります。
払済保険とは・・・保険金は減少しますが、保障期間は以前と同じままです。
延長保険とは・・・保障期間は短くなりますが、保険金は以前と同じままです。
【転換とは】
現在契約している保険を解約し、その解約返戻金を「別の保険商品」の保険料の一部とすることです。
保険契約の転換は、以前の保険よりも予定利率が下がったり、責任準備金の積立が十分でなかったりとメリットがない場合があります。