保険法とは

保険法とは保険に関する法律のことです。

保険には公保険と私保険がありますが保険法という場合、主に私保険を規制するための法律をいいます。

公保険・私保険に関する法律は、以下の通りです。

【公保険についての法律】
●社会保険についての法律
健康保険法、厚生年金保険法、雇用保険法、労働者災害補償保険法など

●産業保険についての法律
森林国営保険法、貿易保険法など

【私保険についての法律】
●保険監督・取締法
保険契約者を保護することを目的とした法律で、保険会社や保険外務員などを監督するための法律

●保険組織法
保険会社の設立および運営に対する規則を設けた法律

●保険契約法
保険の契約に対する法律

保険契約者にとって、最も関わりの深い法律が「保険契約法」といえます。

私保険とは、民間の保険会社が運営している保険のことで、本来は利潤目的の営業をしています。
したがって、保険会社と保険契約者の間に生じる利害関係のバランスを調整し、それぞれの権利や義務を法律で規定しているのです。

保険契約法は、生命保険契約と火災保険・運送保険・海上保険などを含む損害保険契約、さらには相互保険にも適用されています。

これらは商法の中に含められていますが、保険契約法の自動車損害賠償保険法・原子力損害の賠償に関する法律・地震保険に関する法律などは、商法以外の特別法として定められています。

また、保険についての約束事項については、これらの法律以外にも各保険会社が定めている保険約款があります。

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