保険と貯蓄の違いについて
保険に加入して支払う保険料を貯蓄すれば、保険には加入しなくても良いのでは?と思う方もいると思います。
保険と似た役割をもつ貯蓄でも、老後や将来の危険に備えることができます。
しかし、貯蓄は必要な金額を貯めるのに時間がかかってしまうので、必要なときに必要な金額を準備できるかどうかは疑問です。
保険では契約直後から、必要な保障を受けることができます。
危険に備えるという意味では、貯蓄より保険が優れているといえるでしょう。
「保険」と「貯蓄」の違いを表す言葉として、「貯蓄は三角、保険は四角」といいます。
貯蓄は、時間の経過とともに必要な金額目標まで、少しずつ貯蓄額が増えていくというものです。
保険は、保険契約が完了した時点で、必要な金額分の準備が完了します。
※保険には免責期間というものありますので、その期間を経過することが必要です。
また、保険は保険料の金額だけで、多額の保険金を受け取ることができるという点においても、貯蓄よりも優れているといえるでしょう。
●貯蓄のメリット
貯蓄したお金は、いつでも自由に使うことができる。
●貯蓄のデメリット
目標金額に達するまで、時間がかかる。
危険に遭遇した場合、全額を補償できるとは限らない。
●保険のメリット
保険に加入した時点で、必要な金額を用意するための準備が完了する。
●保険のデメリット
掛け捨て保険の場合、保険料が戻ってこない。
支払った保険料を、自由に引き出したりできない。
以上の「貯蓄」「保険」の良い点・悪い点を踏まえて、自分の人生設計に合ったバランスの良いお金の使い方を考えていきましょう