第3分野の保険とは
第3分野の保険とは、生命保険と損害保険のどちらにも属さない保険商品のことをいいます。
生命保険が第1分野、損害保険が第2分野といわれていることから、それ以外の保険商品は第3分野の保険と呼ばれるようになりました。
第3分野の保険は、けがや病気に備えるための医療保険、介護が必要になったときに備えるの介護保険などがあります。
第3分野の保険の種類は、以下の通りです。
●ケガを保障するための保険
傷害保険・旅行傷害保険・家族傷害保険など
●病気などを保障するための保険
疾病保険・がん保険・3大疾病保障保険など
●介護に備えるための保険
介護保険など
かつて日本の保険会社は、第1分野の生命保険と、第2分野の損害保険しか取り扱うことができませんでした。
なぜなら、第3分野の保険を開発したアメリカによって、日本は第3分野の保険の取扱いを制限されていたからです。
第3分野の保険は、外資系生命保険会社や中堅の生命保険会社でしか販売されていませんでした。
のちに、日米保険協議で決議された規制緩和により、日本の生命保険会社に対する第3分野の保険販売が自由化されました。
同時に、これまで保険会社の間で一律であった保険料についても自由化されました。
また2001年7月より、損害保険会社でも第3分野の保険に対する販売が可能になりました。
現在では、生命保険会社と損害保険会社の両方で第3分野の保険は販売されており、いろいろな商品が販売され、選択できるようになりました。