生命保険の一覧 その2
「生命保険の種類一覧 その1」のつづき
●養老保険
保険期間は一定で、満期時は同額の保険金が支払われる。
戦後一貫して最も人気のある保険であった。
1980年代には、5年・10年満期の「一時払養老保険」が高利回りの金融商品として広く利用された。
●定期付養老保険
養老保険に定期保険特約を上乗せしたもの。
死亡の時は5倍・10倍などの死亡保険金が支払われる。
満期の際には満期保険金が支払われる。
養老保険の死亡保障部分を厚くしたもので、保険料は養老保険より安い。
●こども保険
子供の入学、進学に合わせて祝い金や満期保険金が支払われる。
契約者(原則として親)が死亡した場合、それ以降の保険料の払い込みが免除される。
また、育英年金や一時金が支払われるものもある。
●貯蓄保険
短期間(5年・7年)の貯蓄を目的とした保険。
満期まで生存した場合、満期保険金が支払われる。
不慮の事故または特定感染症で死亡した場合は、災害死亡保険金が支払われる。
病気で死亡した場合、保険料払込期間に応じた死亡給付金が支払われる。
●個人年金保険
老後の生活資金準備のための年金保険。
年金の種類は「終身年金」「保証期間付終身年金」「確定年金」「有期年金」の4種類がある。
年金受け取り開始前に被保険者が死亡した場合、死亡給付金が支払われる。
また、夫婦がそろって加入できる連生式の「夫婦年金」もある。
●変額保険
運用実績に基づいて保険金や解約返戻金が増減するハイリスク・ハイリターン型の保険。
死亡した場合、運用実績にかかわりなく、基本保険金額が最低保証されるが、満期保険金や解約返戻金には最低保証はない。
1986年に発売され、従来の定額保険と異なるために、運用資産の経理区分も定額保険が一般勘定でまとめて処理されるのに対して、変額保険は特別勘定として別に処理される点に注意しなければならない。
「生命保険の種類一覧 その3・生命保険の特約一覧」につづく