社会保険とは
社会保険とは、国民生活の安定を図るため、国が運営している保険のことです。
社会保険は、貧困者の救済を目的とした公的扶助(生活保護)、生活水準の向上を目的とした社会福祉とならぶ、社会保障制度の1つです。
「私は保険には加入していません」という人でも、公保険である社会保険には加入しているのです。
社会保険は、職種によって加入する保険が違います。
転職によって保険の種類が変わってしまうことかあるので、注意しましょう。
社会保険は相互扶助を目的とし、国民から保険料を集め、死亡・疾病・老齢・失業などに対して一定の給付がおこなわれます。
国が運営しているからといって、多少の国庫負担はあるものの税金が使用されることはなく、全て保険料で運営されています。
保険料は、加入者の所得・資産額などで定められ、加入が強制されることになります。
社会保険は大きく5つに分類できます。
●医療保険
・国民健康保険
・健康保険
●年金保険
・国民年金保険
・厚生年金保険
●労働者災害補償保険(労災保険)
●雇用保険
●介護保険
また、船員保険・国家公務員等共済・地方公務員等共済・私立学校教職員共済などは、職業か限定されている特殊な保険となります。
公的医療保険の医療費が給付されないケースとして、
●通勤中の事故、仕事が原因となる病気・ケガ(労災保険が適用されるため)
●健康診断、あるいは、病気の予防を目的とする医療
●歯列矯正など、生活に支障がない治療
●正常な妊娠・出産
が挙げられます。
高齢化社会が進むにつれ、社会保険制度は変更されていくと思われます。
自分の保険内容に関する情報には、敏感に対応するようにしましょう。