保険証券の保管について

保険証券とは、保険会社が契約者に対して、契約の成立時にその内容を記載して交付する証書のことです。

保険の契約が完了すると、契約者は保険証券を受け取ります。
この保険証券は、保険事故発生時に必要なものです。

たとえば、被保険者(夫)が死亡した場合、死亡保険金を保険受取人(妻や子ども)が受け取ることになります。
その際、保険受取人が生命保険会社へ保険金請求するときには保険証券・印鑑などが必要になります。

もちろん紛失していても証券再発行や印鑑再登録は可能ですが、事務手続きが煩雑になってしまいますので、しっかりと保管しておきましょう。

とくに、生命保険・簡易保険(保険証券)国民年金・厚生年金(基礎年金番号通知書、厚生年金保険被保険者証など)など、加入から支払までが長い期間の重要書類は、残される家族または自分の老後を安心して過ごすためにも、きちんと整理しておきましょう。

【保険契約後に確認しておくべきこと】
●保険証券がどこにあるか
●契約時の印鑑がどれか

また、保険証券を紛失した際に備えるという意味で「保険証書番号」を、別紙にメモとして記載しておくと良いでしょう。

できれば、保険契約時の「ご契約のしおり」も一緒に保管するようにしてください。

保険は「備えあれば憂いなし」という理由で加入するものですが、契約成立だけで安心せず、その後の「備え」もしっかり行うことが大切です。

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